凸版印刷とギグワークスは、協業。AIを活用した「リモート接客」システムの共同開発を開始した。
コロナ禍において、試飲・試食やサンプリング、抽選キャンペーン参加など、店頭での声かけによる販促活動が難しくなっている。また、消費者が店頭に赴く機会が減少し、流通・小売業の売り上げは減少している。両社はこれらを背景に、同サービスの開発に着手した。
同サービスでは、AIカメラを搭載した店頭サイネージから、店舗を歩く消費者の目視、声かけを遠隔操作で可能に。店頭での販促活動をデジタル化し、コロナ禍での店頭接客を継続することで、消費者のエンゲージメント向上に寄与する。また、スタッフの接客に対する顧客の反応を可視化。これらのデータを基に、AIで接客スクリプトを自動生成・随時更新する。これにより、スタッフの接客スキル向上も担う。さらに、店頭での消費行動データ(会話情報・バイタルデータ)を蓄積し、統計データとして活用することも可能だ。
なお、同サービスは2021年1月の提供を予定している。
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