2004年2月に招待制SNSとして正式オープンした「mixi」は、同月に携帯から日記と写真の更新ができる機能を提供。同年9月には「mixiモバイル」をスタートし、早くからモバイル重視の戦略をとってきた。
当時の社名はイー・マーキュリーだったが、mixiの登録者数が250万人以上となり、1日あたりのPVが1億を超えたことを節目として、2006年1月に社名を「ミクシィ」に変更。その後もmixi利用者数は着実に増加し、2006年7月に500万人、2007年5月に1000万人を突破している。
2007年、ミクシィはさまざまな新機能や他メディアとの連携など、新たな試みを積極的に展開。特に広告分野では、ユーザー参加型のドラマ広告、動画広告のほか、携帯向けに検索連動型広告とコンテンツ連動型広告を展開し、広告メニューを拡充。それとともに、広告収入も着実に伸ばしていった。しかし、近年PVの飛躍的な増加は難しい状況となっていることから、2008年2月に上海に子会社を設立し、中国市場への進出を視野に入れた動きを展開している。
ミクシィ代表取締役の笠原 健治氏は、今回のユーザー数1500万人突破にあたって、「今後はサードパーティーが、mixiの中で自由にアプリケーションを構築・運営できるようなプラットフォームを構築することで、引き続きユーザー数の拡大を目指していきたい」とコメントしている。
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