矢野経済研究所は、SNS事業者約130社に対して6月から8月にかけて市場調査を行った。国内SNS市場規模は、2006年度は89億7千万円(前年度比654.7%)、2007年度は276億2千万円(前年度比307.7%)と大きく成長。この拡大傾向は今後も続き、2008年度は413億8千万円(前年度比149.8%)に達し、伸張率は鈍化するものの、2009年度には544億4千万円(前年度比131.5%)に達すると予測している。
同研究所は、サイト閲覧が主体のROM(Read Only Member)が多くを占めるインターネットユーザーにとって、日記の更新や記事の投稿などユーザー側の能動的なアクションが求められるSNSは高いとして、今後はROMユーザーも手軽にサービスへ参加できる環境づくりが重要になると分析している。
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