新商品のモチーフとなったのは、サクラクレパスが1926年に発売した子ども向けのお絵描き用画材「クレパス」。浴室の壁や体に好きなだけ絵を描いたあとは、そのまま普通のせっけんとして身体を洗うことができる。
バンダイが2008年1月に、0~12歳の子どもを持つ保護者2000人を対象に行った調査では、半数以上の子どもたちが「母」と一緒にお風呂に入っている。しかし、2位の「父」も半数に迫っており、母親に任せっきりにしがちな子育ての中で、お風呂は父親も関わりやすく、リラックスして子どもとふれあえる場として機能しているようだ。
お風呂の中で、子どもたちはおもちゃで遊んだり、歌をうたったりしているほか、今日のできごとを話したり、数を数える練習をするなど、お風呂場が親子のコミュニケーションに欠かせない場として機能している様子がうかがえる。
バンダイは、お風呂に一緒に入浴することで楽しみながらコミュニケーションを深め、子供の能力育成のきっかけにしようという“浴育”という考え方にふさわしい商品として、この商品をヒットにつなげたい考えだ。
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