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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Autumn(2026.09.08-09)

イベントレポート

ChampionやReebokなどのIPを保有するオーセンティックが語る、国内のブランド拡大戦略

日本はAPACにおける重要市場の1つ、どう攻略する?

 グローバル展開を加速させるオーセンティックにとって、日本はAPAC地域における最重要市場の一つである。現在の日本における小売売上高は約8億ドルに達し、POS(販売拠点)は8,500ヵ所以上27のブランドポートフォリオが、13の優れたパートナー企業を通じて展開されている。

オーセンティックのライフスタイルブランドのポートフォリオ(グローバル)

 Chu氏は日本市場を重視する理由について、「日本はアジアの枠を超え、世界のトレンドを牽引するトレンドセッターである」と高く評価する。さらに、日本の消費者が伝統や品質、本物らしさを深く理解し、力強いブランドストーリーを好む傾向がある点も、同社のヘリテージブランド群と極めて親和性が高いという。

 日本市場における同社の持続的な成長を支えているのが、独自の「アセットライトかつロイヤリティベースのビジネスモデル」だ。グローバルなIPの保有やブランド戦略、ストーリーテリングはオーセンティックが担い、製品開発、製造、流通、そして顧客体験の最適化は、日本市場を熟知したローカルパートナーに委ねている。

 「グローバルな考えでやりながら、ローカルで実行していくことがグローバルでの可能性を引き出す」とChu氏が語るように、現地の文化や消費者の嗜好に合わせた柔軟なローカライズが、ブランドのポテンシャルを最大化しているのだ。

権限移譲とガバナンス──ブランドのDNAを守り抜く体制

 しかし、ローカルパートナーへの権限移譲は、決して「丸投げ」を意味しない。オーセンティックは、グローバル基準のブランド価値を維持するための厳格なコントロール体制を敷いている。

 質疑応答の場で、パートナーとの関わり方について問われたChu氏は、「我々は自ら製造を行うわけではないが、製品開発、マーケティング、コンテンツ、ソーシャルメディアなどの承認プロセスには全て関与し、ブランド基準に合致しているかを見ている」と明言した。ローカルの実行力を活かしつつ、ブランドの根幹は絶対に守り抜く姿勢が伺える。

 EC事業の現場においても、モールへの出店や代理店を通じた販売、あるいは他社とのアライアンスにおいて、ブランドコントロールとローカライズのバランスは常に直面するジレンマである。

 現地の裁量やプラットフォームの特性を最大限に活かしつつも、ブランドのDNAやクオリティの基準は決して妥協しない。この緻密なガバナンスと信頼に基づくパートナーシップのあり方は、オーセンティックの特徴の一つとなっている。

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カルチャーとの共鳴を促す、戦略的コラボレーションの神髄

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/09/14 08:30 https://markezine.jp/article/detail/77610

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