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しろうとEC〜「明日からEC頼むね」と言われた未経験者が、失敗を糧に最高のECをめざす〜

「その商品、どこの倉庫から送るんです?」ECの「しろうと」がつまずく物流問題

株式会社アルビオン 国際ブランド推進室 参事 榊原 隆之[著]

ここでようやく向き合った、「EC」運営で欠かせないものとは?

 この経理への説明がECサイトを始める中で一番難しかったです。EC専用に、どのくらいの商品を持ったらよいのか。在庫を置けば売れるかもしれない。でも売れ残れば、それは不良在庫になる。では置かなければいいのかというと、そうではない。ECの商品は、お客様が「欲しい」と思ったときに、そこにある必要があります。

 この検証をしているときに、ようやく私は「ECサイトとしてのP/L(損益計算書)」を考えることになりました。売上だけを見るのではなく、原価、送料、倉庫費、決済手数料、そして返品。何が乗っかって、いくら残るのか。店舗のP/Lなら見慣れています。しかしECサイトのP/Lは、項目の並びからして違いました。

倉庫のWMSとShopifyをつなぐ。またCSVだ

 P/Lを決めたことで、倉庫も無事に想定内のものを選定できました。そして、次は倉庫とECの連携です。倉庫のWMS(倉庫管理システム)とShopifyをつながなくてはなりません。

 連携の方法は、倉庫側のフォーマットに、Shopifyの受注情報をマッピングして、CSVで渡す。またCSVです。前回、エクセルで開いてさんざん失敗したCSVが、ここでも登場しました。1件や2件なら、手でCSVをつくることもできます。しかし、たくさん売れたらどうするのか。人の手でやっている限り、いつか必ず破綻しますし、その破綻はお客様のところで起きます。やはり自動連携したい。

 ようやく、EC担当らしくなってきました。

 受注データを倉庫に渡し、フルフィルメント(出荷・配送)を当初は私が手動で行っていました。自分ですることで理解度が深まってきました。そのうえで自動化を考えたわけですが、すべての工程が全自動になるまでには、2年かかりました。物流会社さんも、私に巻き込まれて連携システムを開発してくださいました。本当に感謝しています。

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物流の大失敗:配送先を変更したら、別のお客様の注文だった

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この記事の著者

株式会社アルビオン 国際ブランド推進室 参事 榊原 隆之(サカキバラ タカユキ)

1991年入社以来 営業として全国の化粧品専門店、百貨店の営業を担当。現在はアナ スイ コスメティクス、ポール & ジョー ボーテの国内販売の責任者を経て現在はAX,DX推進。
2018年から同ブランドのブランドサイトの立ち上げから運営も担当し、コスメのみならずファッション、ファッション小物までも販売している。現場営業、...

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