OpenIDの認知や利用動向はいかに?
OpenID自体は数年前から日本でもサービスが開始されていたが、Yahoo!JAPANの参入、そしてシックス・アパート、日本ベリサイン、そして野村総合研究所(NRI)の3社による「OpenIDファウンデーション・ジャパン(仮称)」の設立など(設立は4月を予定)、日本でも普及に向けた動きが活発化している。本調査では、OpenIDの認知や利用状況、そして今後OpenIDが普及していくために必要な事などを明らかにしていく。
調査概要
調査対象者:20歳~49歳の男女
調査期間:2008年2月19日~2008年2月21日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:株式会社メディアインタラクティブ
調査結果サマリー
- OpenIDの認知率は12.0%。利用者に関してはわずか1.2%
- 70.8%のユーザーはOpenIDの利用方法をイメージできる
- 65.2%のユーザーはOpenIDのセキュリティー面に不安を抱いている
- Yahoo!JAPANの参入によりOpenIDの信頼性が増すと55.6%のユーザーが回答
- 55.4%のユーザーが今後OpenIDを利用してみたいと回答
- 「個人情報などのセキュリティー面」での不安がOpenID利用の阻害要因となっている
OpenIDの認知率はわずか1.2%
Q1では、OpenIDの認知と利用状況を尋ねた。その結果、「知っており、利用もしている」と回答したユーザーはわずか1.2%(6人)。認知に関しても12.0%(「知らない」と回答したユーザー以外)と、非常に少ない結果となった。
Q2では、Q1で利用したことがないと回答した494人に対して、OpenIDの説明文を読んでもらい、その利用方法をイメージできるかどうかを尋ねた。その結果、70.8%のユーザーが「イメージできた」(「非常にイメージできた」と「何となくイメージできた」の合計)と回答した。
▼Q2