インターネット利用率が60代で急伸、PCより携帯電話を活用
インターネットの利用者数は対前年比317万人増の9408万人、人口普及率は対前年比2.7ポイント増の78.0%となった。注目されるのは、60歳以上の世代でのインターネットの利用率で、60代前半では対前年比8.2ポイント増の71.6%、60代後半では対前年比20.4%の58.0%と、ほかの世代とくらべて際立った伸びを示している。また、70代と80代でも増加傾向にある。
一方、携帯電話の個人利用率は全体の74.8%で、パソコンの66.2%を8.6ポイント上回っている。パソコンの個人利用率は13歳~40代で8割を超えるが、60代後半では40.2%に落ち込んでおり、携帯電話以上に世代間で格差が大きくなっている。一方、携帯電話の利用率は20代~40代では9割を超えており、60代後半でも7割弱に達している。
ネットで買うもの1位は「音楽」
過去1年間にインターネットを通じて購入・取引した商品・サービスを見ると、男女ともデジタルコンテンツの購入が最も多くなっており、なかでも「音楽」が最も高くなっている。
ネット広告の実施企業は35.7%
インターネットを利用した広告を実施している企業は、前年と比較して4.7ポイント増の35.7%となっている。行った広告の種類では、「バナー広告」が44.9%、メールマガジンが37.3%となっている。
通信利用動向調査は、全国世帯および企業を対象として、今年の1月に行われ、4547世帯、1834企業から有効回答を得た。
【関連記事】
・60代男性がネットを利用する時間帯は?
・地デジ対応テレビ所有率6割突破、ワンセグ携帯も5割
・ツイッターの訪問者が750万人突破、mixiの1000万人に迫る勢い