SNS利用者のインターネット利用動向
博報堂DYグループ・ソーシャルメディア・マーケティングセンターは、 Twitter・Facebook・mixiいずれかを週1日以上利用する、全国10~60代男女1080人を対象に今年2月に調査を行った。インターネットサービスの1日の平均利用時間は219分。最も多いのは、SNS (ソーシャルネットワーキングサービス)の平均利用時間で78分。以下、「検索・ポータル」「動画」「オンラインゲームサイト」「ブログ」「企業公式ホームページ」という結果となった。
SNSを主にスマートフォンで利用する人は40%で、前回調査と比べて10ポイントほど増加。年代別では、10~20代でスマホ派が多くなっている。
SNSを利用する時間帯については、最も多いのは「夜寝る前」(54.4%)、「夕食の後」(39.1%)、「仕事・勉強の休憩中」(29.3%)、「朝起きてすぐ」(25.6%)と、就寝前の利用が圧倒的に多い。また、SNSユーザーの居住エリア別の構成比をみると、関東圏での利用シェアが下がって住民基本台帳の比率に近づきつつあり、SNSが全国に広がりつつあることが分かる。
利用時間を見ると、10代のインターネット利用時間・SNS利用時間は非常に長いのが特徴。また、SNSを主にスマートフォンで利用する人は、主にPCで利用する人に比べて、SNS利用時間が長くなっている。
企業の公式アカウントの接触状況
また、「SNS企業公式アカウント」と「企業の公式ホームページ」における商品・サービスの情報接触についてみると、調査対象者の27%が「商品やサービスを初めて知る」、21%が「買うときの参考になる」、15%が「クーポンを使って買ってみたくなる」と回答。企業の公式ホームページに肩を並べるか、それを上回る数値となった。企業の公式ホームページが上回ったのは「買うときの参考になる」のみ。
SNS企業公式アカウント接触者の行動を見ると、接触者のうち約5割が、投稿記事内に表示された、商品ページやキャンペーンページなどのURLをクリックしている。また、2~3割が、検索したり、評判を調べたり、価格を調べたり、いいね/RT/イイネ!を押すなどしており、接触者の1割が、実店舗に来店している。
【調査概要】
調査時期 : 2013年2月16日-2月17日
調査地域 : 全国
調査対象 : 高校生~69歳男女
Twitter・Facebook・mixiいずれか週1日以上利用者 1080名
調査方法 : インターネットアンケート調査
集計方法 : 各性年代の人口構成とスクリーニング調査での出現率をもとにウェイトバック集計を実施
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