ビデオリサーチインタラクティブは、調査レポート「スマコン(SmartDevice Contents Report)vol.05)」(2013年9月末発刊)より、マルチデバイスでの主要動画サービスの利用状況についてまとめた。
調査対象とした主要8動画サービス(YouTube、ニコニコ動画、FC2動画、GyaO!、Dailymotion、Ustream、パンドラTV、Hulu)のいずれかについて週1回以上利用している割合(以下、利用率)をみると、PCでは39%、スマートフォンでは32%であった。そしてタブレットでの動画サービス利用率は25%(全体比では5%)に。
3デバイスいずれかの端末での動画サービス利用率は、全体で49%とほぼ半数に達した。性・年齢別でみると、特に男女15~19才のティーン層で65%と相対的に高いのが目立ち、男女とも若年層ほど利用率が高い傾向に。なお、PCでの利用をベースにすると、スマートフォン利用によって全体での動画サービス利用率は9ポイント増加しており、この伸び率は、男性より女性の方が大きかった。
これを、タブレット所有の有無でみると、タブレットも所有している3デバイスユーザーでは53%の利用率を示し、タブレットノンユーザー(48%)を上回り、チャネルが増えることによる動画サービス利用機会がひろがるようだ。
PCとスマートフォンに限り、主要動画サービス週1回以上利用者の利用デバイスの重複状況をみると、全体では48%が重複利用であり、PCのみでの利用が33%、スマートフォンのみが19%という構成に。スマートフォンのみでの利用の割合は、男性にくらべ女性の方が高く、特に女性20~34才のF1層では27%がスマートフォンのみで利用していることが明らかになった。
そして、個別サービスの利用率をみてみると、各デバイスとも「YouTube」が最も高く、重複を除いた3デバイストータルでは44%に達した。
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