アイ・エム・ジェイは、同社が保有する全国54,000件の駐車場データベースを活かし、現在地付近の駐車場の検索や割引クーポンを発行できる無料の駐車場検索サービス「CouPark(クーパーク)」を2月6日より開始した。今回は、スマートフォンアプリとして割引クーポン配信サービスを開始し、今後はWebやカーナビといったメディアへの配信も展開する予定。
これまで車内の情報端末は、据え置き型のカーナビ端末であり、その市場構造もメーカーがコンテンツを含めた部品を組み立てて、製品化し販売するといったものであった。それが近年、スマートフォンの急速な普及により、ナビゲーションが商品(ハード)からサービス(ソフト)へと変化している。また、車内通信機器の発達により、車内生活が「IoT(Internet of Things)」(全てのものがネットにつながる)化され、ドライバー向けのサービスや情報の流通と価値のあり方が大きく変わってきている。
「IoT」という時代の中、テクノロジー化が急速に進んでいる「車」のネット化市場に同社は着目し、駐車場事業者・ナビサービスプロバイダー・ドライバーそれぞれのニーズを最適な形でマッチングできる、新しいマーケティングプラットフォームとして、同サービスの提供に至った。
【関連記事】
・若者向けの車を作れそうな会社は「アップル」「グーグル」「ディズニー」【2014年新成人のカーライフ意識調査】
・若者の車離れは本当か?【若者に関する調査】
・マイクロアド、バス車内・バス停へのデジタルサイネージ広告配信実験を実施
・ドコモ、自動車向けクラウド情報サービス参入に向けてパイオニアに50億円出資
・クラリオン、Googleの音声認識・検索サービスを使って自動車向けクラウドサービスを拡充