Twitterが買収を発表したCardSpringは、デジタルクーポンやロイヤルティプログラムといったオンラインプロモーションと、クレジットカードやデビットカードをリンクさせるサービスを展開している。
まず、同社のAPIを使って広告やアプリを作成し、商品購入の際の割引のプロモーションを行う。消費者が「カードへ追加(Add To Cart)」ボタンなどを押すとカード情報入力画面があらわれる。入力されたカード情報はそのプロモーションとリンクされ、その後オンラインあるいはオフラインでクレジットカードを使って商品を購入する際に割引が適用される。
こうした手法は、「CLO(Card Linked Offer)」と呼ばれ、モバイルコマースを中心に注目を集めている。Twitterは特定のハッシュタグなどを入力することで割引を受けたり、eギフトを贈るサービスを展開しており、すでにアメリカン・エキスプレス、スターバックス、アマゾンが採用している。CardSpringの買収によって、ツイートからの直接購入を強化していきたい考えだ。
※編集部注 記事公開当初、「カートへ追加」ボタンとなっていましたが、正しくは「カードへ追加(Add To Card)」ボタンです。自分のクレジットカードにオファーを結びつけるといった意味になります。訂正してお詫びいたします。(2014.7120)
【関連記事】
・アマゾン、Twitter上から商品をカートに追加できる「Amazonソーシャルカート」の提供開始
・クレジットカード利用は「オンラインショッピング」が断トツ、「ポイントやマイルを貯めたいから」
・ヤフー、クレジットカード事業へ参入~決済金融領域を新事業の柱へ
・携帯端末でプリペイド機能が使える「モバイル スターバックス カード」スタート
・Facebook、離脱せずに直接購入できる「Buy」ボタンをテスト中