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日本経済新聞社と米エバーノートが資本・業務提携、内容に連動したコンテンツの自動配信を来年開始

 日本経済新聞社(以下、日経)とエバーノート社は資本・業務提携することで基本合意した。日経はエバーノートに2,000万ドルを出資する。提携第一弾として、エバーノートと「日本経済新聞 電子版」の双方のサービス上で、キーワードや文脈にマッチしたコンテンツをタイムリーに自動配信する機能を提供する。エバーノートに関連記事を配信するサービスは英語圏向けに米メディア大手のダウ・ジョーンズやテッククランチなどが提供を開始しているが、米国以外では日経が第1号となる。

 2015年初頭から、エバーノートの利用者が作成する文書の内容に応じて、関連する日経電子版のコンテンツを自動的にエバーノート上に配信する「コンテキスト」サービスを開始する。対象コンテンツは日経電子版に掲載されている朝刊、夕刊のほか電子版の独自記事。自動配信されたコンテンツは簡単にエバーノート内に保存したり、文書作成時に引用したりすることが可能。

 日経電子版を読む際には、利用者本人が過去に作成・保存したものや、グループで共有したエバーノート内の文書から、閲覧中の記事に関連するものを自動的に電子版上に表示する機能も順次提供する予定。ちなみに、こちらのサービスは日経電子版が世界初となる。なお、このような連携機能の提供は、日経とエバーノート双方の有料会員が対象。

日本経済新聞電子版の閲覧時に関連が深いエバーノート内の資料を表示
日本経済新聞電子版の閲覧時に関連が深いエバーノート内の資料を表示

 今回の提携で日経は「ビジネスツール」としての機能を強化する。今後両社は、ビジネスパーソンにとって必要な情報を必要な時に、検索なしで提示する機能を共同で開発してゆく。

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2014/11/10 15:00 https://markezine.jp/article/detail/21343

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