電通総研は、就寝前に寝床に入ってからのメディア接触、特にテレビ番組やネット動画などの映像における視聴習慣に着目した「就寝直前の映像視聴実態調査」を実施した。
3人に1人は習慣的に映像を視聴~10代では約半数に
就寝前に寝床に入ってから、テレビやネット機器で映像を視聴する習慣があると答えた人の割合は、15歳から49歳までの個人全体のおよそ3人に1人に当たる32.7%となった。特に、10代では男女とも約半数(男性49.6%、女性50.0%)に映像視聴習慣があることがわかった。
視聴方法のトップはテレビのリアルタイム視聴
視聴方法別に見ると、全体で最も多かったのは「テレビで、放送中の番組を視聴する」(19.6%)であり、テレビのリアルタイム視聴が依然として最もポピュラーな映像視聴方法であることがわかった。続いて多かったのは「動画共有サイトで視聴」(15.5%)で、以下「テレビで、録画番組を再生視聴」(13.0%)、「レンタル・セルビデオを再生視聴(DVD・ブルーレイなど)」(8.3%)の順となった。
テレビ番組の王道ジャンルが「見ている映像」上位に
就寝直前に習慣的に映像視聴している人が、どのような分野の映像を視聴しているかについて、視聴機器を問わず46のジャンルについて質問したところ、「バラエティー」(45.1%)や「お笑い」(34.0%)をはじめ、上位20位までの多くがテレビ番組としてよく知られている映像ジャンルであることがわかった。
その一方、10位以下では、13位の「インターネット情報」、18位の「衝撃映像/レア映像」、19位「ゲーム情報」、20位の「○○してみた」と、ネット動画ならではの映像ジャンルもランクインする結果となった。
映像視聴で得たい気分に「リラックスした」が
「就寝前に映像を視聴して良かったと思うとき」について質問したところ、全体では「リラックスした気分になれたとき」(52.7%)や「楽しい気分になれたとき」(47.5%)といった回答が多くなった。
また「最もよく視聴する映像ジャンル」でセグメントを行うと、「バラエティー」や「お笑い」を最もよく視聴すると回答した人では「笑えたとき」という回答が全体平均を大きく上回り、同じく「海外ドラマ」では「夢中になれたとき」(48.9%)の回答率が高くなるなど、ジャンルによって映像視聴に求める点が違うことが明らかになった。
【調査概要】
調査会社 :株式会社電通マクロミルインサイト
調査手法 :インターネット調査
調査時期 :2015年9月25日(金)~28日(月)
調査エリア:全国
回収サンプル数:全国の男女15歳(中学生を除く)~49歳
スクリーニング調査10,000ss(全国の男女別・年齢階層別人口に応じて比例回収)
本調査1,000ss
(スクリーニング調査より抽出条件合致者の男女別年齢階層別出現率に応じて比例回収)
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