パソナグループは1月5日、東北地方におけるインバウンド観光開発・プロモーション事業を通じて、東北の活性化を目指す新会社『株式会社VISIT東北』を宮城県仙台市に設立した。
観光庁によると、2015年1月から10月に日本に宿泊した外国人は延べ約5,530万人となり、2010年同期比で2.5倍に増加しているものの、東北地方の占める割合は全体の0.9%と低いのが現状だ。そこでパソナグループのベンチャーファンドである「東北未来戦略ファンド」を用いて東北地方の産業活性化を目的に、新会社の設立に至った。
新会社では、東北地方の自治体・観光関連企業などの団体を対象に、広域観光をつくるための企画・コーディネートする『観光開発事業』や外国人目線で東北の魅力を全世界へ発信する『WEBメディア運営事業』、そしてパソナグループ各社と連携し「おもてなし教育」「多言語コールセンター」などのサービスを提供する『インバウンドマーケティング事業』を行っていく。
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