デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(以下、DAC)は、旅行業界のデータを活用したマーケティングソリューション、データ分析事業を提供する米ADARAと業務提携契約を締結した。これにより、DACは、ADARAが持つ日本のオーディエンスプロファイルを活用した旅行業界向け広告商品を同社と共同開発し、独占的に国内で販売する。
具体的にはDACの「AudienceOne」と、ADARAが提携する旅行顧客プロファイル情報を掛け合わせることで、旅行を検討している国内オーディエンス層へのリーチ拡大、より正確なターゲティング配信が可能となる。広告配信は、プラットフォーム・ワンのDSP「MarketOne」をはじめ、さまざまなDSP経由で行う。
ADARAは航空会社やホテルチェーン、旅行サイトなど90社以上の旅行関連企業の1st Partyデータを統合し、顧客へのリーチやエンゲージメントなど、マーケティングに役立つ洞察情報を企業に提供し、トータルで10億以上のユーザープロファイルを保有している。一方、DACでは、約1,000種類のオーディエンスプロファイルデータ、国内最大級の月間4.5億ユニークブラウザのデータを保有し、独自のオーディエンス拡張ロジックによりさまざまな業界に特化したデータサービスを構築している。
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