アドベリフィケーション計測ベンダーのインテグラル・アド・サイエンス(以下、IAS)はGoogleと協業し、YouTube上で展開される広告のブランドセーフティ・レポートを提供すると発表した。両社の取り組みにより広告主は、YouTube上で展開される自社広告のブランドセーフティ・データを正確に把握し、広告を取り巻く環境を個別に検証できるようになる。
YouTubeが提供するユーザー体験を念頭に置いた上で、IASとGoogleは連携を強化し、インターネット広告業界から寄せられる「透明性」への要望に応える、安全かつ安心なソリューションの開発に取り組んでいく。
IASが現在クライアントに提供するソリューションは、メディア調査会社の監査や認定審査を行うアメリカの業界団体「Media Rating Council(MRC)」の認定を受けている。
ブランドセーフティに関しても、「アダルト」「アルコール」「ギャンブル」「ヘイトスピーチ」「違法ダウンロード」「違法薬物」「不快な表現」の7つのカテゴリーに分類し、計測レポートを通じて広告主が自社のブランドリスクを包括的に理解できるソリューションを提供している。
また、それぞれのリスク基準についても、詳細な規定をカスタマイズできるほか、配信地域指定やキーワードブロック、ブラックリストなどをオプションで追加することも可能になっている。
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