日本郵便は3月2日、「第32回全日本DM大賞」の受賞作品を発表した。
同賞は、実際に発送されたDMを戦略性、クリエイティブ、実施効果の3つの観点から評価し、優れた作品に表彰するもの。今回は、856点の作品が集まり、DMやマーケティングの専門家による厳正な審査を経て、グランプリをはじめ、30点の作品が受賞した。
最高賞であるグランプリを獲得したのは、ソフトバンクの「10 年間の感謝を込めたあなただけのケータイアルバム」で、制作者はトッパン・フォームズだ。
同DMは、長期継続利用をしている顧客に対して発送したもので、長期利用に対して感謝の気持ちを伝えることにより、ソフトバンクを好きになってもらい、そこから継続利用につなげることを試みた。
具体的には、ユーザーが今まで使ってきたケータイ機種をアルバムのようにまとめ、各ユーザーで異なる“ケータイの歴史”を、機種の写真とコピーで綴った。このDMにより、新機種への変更率は、同時期に実施したZ折はがきDMと比較すると118%となり、好意的な意見も多く寄せられた。
その他、CCCマーケティング、生活総合サービス、ダイレクトマーケティングゼロの作品が金賞を受賞した。
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