食マーケティング専門企業のfavyは、飲食店向け「顧客管理ツール(MAツール)」のテスト版をサービス開始した。基本使用料は無料で、予約管理のみならず、顧客の嗜好把握や来店回数などのデータ収集も自動で行える。今後はグルメメディア「favy」と連携し、店舗関心度の高い見込客や常連客の数を見える化したり、流入経路を可視化することで効果的な広告出稿も可能となる予定。
顧客情報を自動収集し見える化
「来店回数」「過去の来店日時」「お店の近くに来た回数」などのデータを自動で収集し、見える化する。将来的には、グルメメディア「favy」と連携し、よく読む記事などからユーザーデータを把握し、顧客の食の趣味嗜好情報を本ツールが自動で付与できるようになる予定だ。さらに、来店客や常連客の人数のみならず、お店のことは知っているがまだ来店したことがない見込客数を見える化する機能も実装予定。
予約管理・顧客管理の業務を自動化
予約・顧客管理機能により、日々の予約対応の業務や顧客情報を整理したり、スタッフ同士で共有する手間を削減できる。店舗の空席の在庫管理も自動で行うため、十分に席の余裕がある際のネット予約は自動で確定させ、余裕がない場合は予約を保留にすることも可能。
無断キャンセルの防止
顧客に対して予約前日の確認連絡を自動化したり、昨年にリリースした「favyノーショー保証サービス」を活用することで、無断キャンセルの防止と、万が一のノーショー発生時にも、飲食店が被るダメージを軽減することができる。飲食店にかかってきた電話をトラッキングし、取りこぼした予約電話に再荷電することで機会損失を防げる。電話の取りこぼしが発生した場合、本ツールから飲食店に自動でアラートを飛ばす機能も今後実装予定。
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