SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

広告効果測定の課題に約5割が「人手不足」と回答/オンオフの統合的な分析を求める傾向に【サイカ調査】

 サイカは、「企業の広告宣伝担当者212名に聞いた 広告の効果測定方法に関するアンケート調査 2020年版」を実施し、結果を発表した。

分析する上での課題は「人手」や「知見」の不足

 広告効果測定のデータ分析に取り組む上で課題となる要因について調査し、以下の結果を得た。今回の調査では、「人手が足りない(52.4%)」「データ収集が難しい(47.6%)」「分析の知見が足りない(31.0%)」が上位3つの課題として挙げられた。上位3つのうち、「人手が足りない」「分析の知見が足りない」は過去3年で最も回答者の割合が高くなっている。

約半数が「統計モデル・AI・機械学習など」を今後用いたい

 広告効果測定でデータ分析を実施している広告宣伝担当者に対し、広告効果測定に用いる分析手法について調査し、以下の結果を得た。現在用いている分析手法としては、「過去の出稿額データに基づく前年度ベースでの判断(58.8%)」が最多となる一方で、今後用いたい分析手法としては統計モデル・AI・機械学習などの技術を用いた分析(49.7%)におよそ半数の回答が集中した。

 また「現在用いている分析手法」「今後用いたい分析手法」それぞれの過去調査結果との比較を行い、以下の結果を得た。今後用いたい分析手法として、統計モデル・AI・機械学習などの技術を用いた分析を選択した方の割合が3年連続で増加している。

統合的な分析を求める傾向

 インターネット広告、オフライン広告、(季節性などの)外部要因など、広告効果測定の対象領域が多岐にわたる中で、領域横断的な分析がどの程度実践されているかを調査し、以下の結果を得た。現在取り組んでいる分析としては「インターネット広告・オフライン広告を領域ごとで分けて分析(44.3%)」との回答が最多となり、現在でも領域を分離して分析を行っている方が多数を占めた。しかし一方で、今後取り組みたい分析としては「インターネット広告・オフライン広告に加えて外部的な影響要因も含めた統合的な分析(36.8%)」との回答が最多となった。

データ分析がさらに普及・高度化

 今後取り組みたい分析について過去調査結果との比較を行い、以下の結果を得た。今後取り組みたい分析として「インターネット広告・オフライン広告を領域を横断して統合的に分析(30.2%)」「インターネット広告・オフライン広告に加えて外部的な影響要因も含めた統合的な分析(36.8%)」が過去3年で最も回答者の割合が高くなっている。データ分析を行っていない方(21.7%)の割合が3年連続で減少しており、広告効果測定におけるデータ分析の普及、並びに高度化が引き続き進行している状況がうかがえる。

統合分析を実施すべき理由は「投資対効果の横断的な把握」が最多

 インターネット広告・オフライン広告・外部的な影響要因など、領域横断的な分析を実施すべき理由について調査し、以下の結果を得た。「各広告施策の投資対効果を横断的に把握するため(70.0%)」との回答が3年連続で最多となった。

【調査概要】
調査対象期間:2020年4月
調査方法:Webアンケート調査
調査対象:以下の条件を満たす212名の広告宣伝担当者
・インターネット広告、およびオフライン広告の両方を出稿している企業の勤務
・その企業にて、直近1年以内もしくは現在オフライン広告出稿業務に従事する者

【関連記事】
4月のテレビ視聴、朝のピークが7時台から8時台に移動/12~18時の視聴が増加【ビデオリサーチ調査】
デジタル広告ではターゲットの年齢幅が広いほど意図した性年代に届く【ニールセン デジタル調査】
コロナ禍で健康・ダイエット関連のコンテンツ視聴が40ポイント増/ゲーム関連も急伸【Teads調査】
「BuzzVideo」はミドル世代の男性が一人リラックスタイムに活用【TikTok Ads調査】
緊急事態宣言前と比べ約6割が受注数減少/テレワークが電話営業に影響【Mtame調査】

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2020/05/27 13:45 https://markezine.jp/article/detail/33497

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング