アドビは、リアルタイムのインサイトを活用してパーソナライゼーションを実現するツール「Adobe Journey Optimizer」を2021年5月24日(月)より日本国内で提供開始した。
本ツールでは、インバウンドの情報とメールのようなアウトバウンドのエンゲージメントを統合。導入企業はドラッグ&ドロップ方式のインターフェース上でオーディエンスのセグメントやメッセージの作成、パーソナライズを行える。
また、本ツールは同社が提供するCDP「Adobe Experience Platform」上に構築されているため、複数のタッチポイントにおける行動データ、取引データ、オペレーションデータなどを単一の顧客プロファイルに統合することが可能となっている。これにより、導入企業は顧客の行動をリアルタイムで把握することができるほか、行動データを施策に反映させることができる。
さらに本ツールでは、AIや機械学習ベースのインテリジェンスによって、どのチャネルで、いつ、どのようなコミュニケーションを発信するかを決定するプロセスを自動化する。具体的には、ディシジョニング(メッセージの振り分け)エンジンが顧客データを分析し、対象者、表示頻度、表示回数の上限といったルールと機械学習ベースのランキング機能を組み合わせ、それぞれの顧客に適したオファーを適切なポイントで選択する。
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