SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

NTTドコモ、アドビ、沖縄ICカード等10社、沖縄版MaaSの実現に向けデータプラットフォームを構築

 沖縄ICカード、一般社団法人沖縄しまたて協会、モバイルクリエイト、ノット、NTTドコモ、NTTテクノクロス、アドビ、エクスチュア、日本システム技術、大和情報サービスは、沖縄の交通系ICカード「OKICA」を活用し、あらゆる公共交通機関をひとつにまとめて提供する沖縄版MaaSの実現に向け、移動関連データを蓄積・共有・活用可能な「MaaSデータプラットフォーム(以下、OKICA■MaaS)」を開発。2021年3月15日~17日に、沖縄県那覇市および豊見城市で実施した実証実験にて、その有用性を確認した。

 沖縄県では、地域住民のマイカーや観光客のレンタカーが主な移動手段となり、バスをはじめとする公共交通機関の利用率が低く、慢性的な交通渋滞が発生している。地方公共団体や交通事業者が公共交通の利便性を向上させるための交通施策を検討する際には、5年ごとに実施する国勢調査などの各種統計調査データを使用しており、実際の交通実態と合っていないという課題があった。

 また、交通サービスの利用を通じて蓄積されたビッグデータは、その所有権が民間事業者に帰属するため、データの活用においては個人情報の取り扱いなどの課題もある。

 これらの課題に対し、今回実施した「OKICA■MaaS」の実証実験では、交通サービスを通して得られる乗降時間、乗降場所などの移動関連データを、ブロックチェーン技術を活用し、移動ごとに異なるIDとして匿名化。利用者の行動範囲や傾向の特定が困難な匿名化されたIDをリアルタイムビッグデータとして「OKICA■MaaS」に蓄積し、プロジェクトに参画した地方公共団体や事業者に共有するとともに、地域活性化施策へ活用できることを確認した。

 さらに、複数のサービスの利用状況を把握し、利用に応じたクーポンを発行するなど、利用促進施策への活用も見出すことができた。

 今後、各社は協働して「OKICA■MaaS」の社会実装に向けた取り組みを推進。より便利で快適な沖縄での移動をサポートするとともに、持続可能な交通インフラの実現や地域の社会課題解決を目指していく。

【関連記事】
アドビ、DXを支援するグローバルの顧問評議会を設置 竹中平蔵氏も参画
アドビとDNP、パーソナライズドコンテンツ制作の業務効率化を支援するサービス開発で協業
JALとJR東日本がMaaS領域で連携、旅行中の移動や観光をシームレスに
JALとUber、戦略的パートナーシップ契約締結 Maas領域の強化へ
東京メトロと東京都交通局、共同で「駅構内ナビゲーション機能」を提供 大都市型MaaS実現へ一歩

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2021/04/13 09:45 https://markezine.jp/article/detail/36072

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング