テテマーチが運営する研究チーム「サキダチラボ」は、2021年に企業がInstagramから発信したハッシュタグに基づき注目ワードの分析を行った。
投稿数が急上昇した「SDGs」「ヴィ―ガン」
ハッシュタグを使用したSDGs関連の投稿数は前年比約197%、いいねやコメント、保存といったエンゲージメントの合計総数(生活者が投稿に対して関心を示した数)は、前年比約222%となった。
「サステナブル」に関するハッシュタグは計11個。ハッシュタグを使用した投稿数は3,000以上で、エンゲージメントの合計総数も8,000,000以上と高い注目を集めた。
2021年は「ヴィーガン」に関する投稿が2020年に比べ大きく増加。ハッシュタグを使用した投稿数は前年比約140%、エンゲージメントの合計総数は前年比約178%を示したほか、「#ヴィーガン料理」や「#ビーガンコスメ」などの派生キーワードも多く見られた。
「マリトッツォ」「渡韓ごっこ」はZ世代から話題に
「マリトッツォ」は2021年1月ごろからZ世代の間で話題となり、SNS投稿が増加。その後メディアでも多数紹介され、幅広い世代で話題を生んだ。エンゲージメント数は2021年3月に約36,000、2021年10月に約44,000を示した。
「渡韓ごっこ」とは、韓国への旅行気分を近場で味わう行動のこと。昼は新大久保を散策し、夜は友人同士でパジャマをおそろいにした「双子コーデ」を楽しむなど、韓国の若者のムーブメントを取り入れたZ世代がその模様をSNSにアップしていた。
【調査概要】
期間:2021年1月1日(金)~2021年11月8日(月)
方法:Instagramビジネスアカウントのインサイトデータ管理・分析ツール「SINIS」により、2021年に作成されたワードや急上昇したワードを10,000個抽出。その中からサキダチラボチームが注目ワードをピックアップし分析
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