まずはA/Bテストから開始 会議室での議論に終止符
――コアフォースワンはさまざまな機能が利用できるそうですが、何を利用されているのでしょうか。
中川(D) まずやったのがA/Bテストです。商品詳細ページの左カラムにメニューナビがあるのですが、そのままのパターンと外したパターンとの効果の違いを検証しました。仮説としては、商品詳細ページまで見ていただいたお客様が、左カラムのメニューナビがあることで離脱され、カートページに行く件数に影響があるのでは、ということでした。
柴田(D) UI改善は常にやり続けなければならないもので、この要素が邪魔だとか、機能しないといった話は常に話題に上ります。その中で、この左カラムはいつも議論の対象になっていました。ECにとって、商品詳細ページは肝ですからね。私が以前在籍していたAmazonでは、商品ページはその商品に集中させるべきだといわれていました。他の商品や要素が目立ちすぎると顧客を迷わせ、悩んでいるうちに結局やめてしまうだろうという考え方です。その経験から仮説を立て、左カラムを外してみました。しかし、なんと結果はほとんど変わりませんでした。
――それは興味深いですね。
柴田(D) はい。ただ、「左カラムを外しても結果が変わらないこと」がわかったことが重要なんです。今まで会議室で延々と議論されてきたことに、終止符が打たれたわけですから。データで示されれば誰も文句は言えませんからね。もう1つ試したのが、いわゆる「楽天メソッド」のテストです。商品の説明をする訴求エリアが長く続き、「カートに入れる」ボタンが最後にあるパターン。これも意見が割れていて、個人的にはカートボタンを下げるなんて、と恐怖に似た感情すら抱いていました。しかしテストの結果、下げたほうがCVRが良くなりました。もちろん商品にもよるでしょうが、機能性や生地の良さを訴えたい商品であれば、長い訴求エリアは効果があるのだとわかりました。
――これまでコアフォースワンを利用してこられて、何か感想はありますか?
柴田(D) 結果が徐々に出始めてきたので、良い点はサイト全体に応用するなどの対応を進めていく予定です。簡単にA/Bテストができ、それをすぐに施策に反映できる点が大変便利だと思います。
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- EC事業者のためのマーケティングオートメーション特集連載記事一覧
-
- DoClasseがBtoC通販に特化したマーケティングオートメーション「コアフォースワン」...
- 右肩上がりを続けるための“改善”でなく“改革”とは ガシー・レンカー&メガネスーパー対談
- お客様がファッションに感じるトキメキを大切にしたい、アダストリアが進めるマーケティング戦略
- この記事の著者
-
渡邊 徹則(ワタナベ テツノリ)
株式会社Version7代表取締役。Web・コンテンツ制作、分析、マーケティングなどを手掛ける。
執筆業では、主にソーシャル、EC、海外サービス、メディアなどが専門。
会社概要 - seven@ver7.jp - Twitter/Facebook @brigate7※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
