「デジタルサイネージ」は、屋外や店頭、交通機関などに設置されたディスプレイなどを通じて情報発信する媒体の総称。新しい販促ツールや広告媒体として利用が広まっているデジタルサイネージだが、矢野経済研究所が東京在住の男女を対象に行った調査では、「デジタルサイネージ」という言葉を知っている、あるいは聞いたことがあると答えた人は、全体の20.7%にとどまっており、生活者にはまだなじみの薄い言葉であることが明らかとなった。
媒体の個別名称の認知度では、上位5媒体のうち4媒体を鉄道系が占め、東京メトロの「Tokyo Metro ビジョン」の認知度が最も高く、JR東日本の「トレインチャンネル」の認知度がそれに続いている。
また、デジタルサイネージを見た後の行動についても調査したところ、「商品や情報に強い感心を持った」は全体の20.3%。年代別では、「20-24 歳」が45.5%で最も高く、「25-29 歳」が30.3%と、他の世代を10 ポイント以上も上回っている。
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