Squareにサインインして住所を登録すると、無料で小さなカードリーダーとステッカーが送られてくる。このステッカーを店舗に貼っておくとSquareが利用可能であることを示すことができる。手のひらに乗るような小さなカードリーダーのジャックをiPadやiPhoneなどの端末のオーディオ入力に差し込めば、顧客のクレジットカードの情報を読み取ることができる。また、Squareは、決済に関連した最低限の手数料以外は、まったく費用がかからないため、導入のハードルは非常に低くなっている。
しかし、Squareが提供するのは、単なる決済機能にとどまらない。よく訪れるコーヒーショップでSquareを利用すると、ショップ側は利用者が何回目の訪問かを把握し、9回カプチーノを飲んだ人は10杯目がタダになるといった特典を提供することもできる。また、ウェブで閲覧可能な利用明細は買った商品の写真も添えられ、何を購入したかがわかりやすいだけでなく、その商品を友達に勧めることもできる。
Squareは、Twitter社の創設者の1人として知られるJack Dorsey氏がCEOを務めている。Squareは、iPad、iPhone、iPod touch、Android端末で利用可能となっているが、今後さらに対象機器を増やすとしている。
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