ユーザーエージェント情報とは?
ユーザーエージェント情報とは、簡単に言うと「アクセスして来た人が利用しているブラウザの名前」です。「ブラウザの解析」、つまりInternet Explorerからのアクセスはどれくらいで、Firefoxからのアクセスはどれくらい、といった解析は、どんなアクセス解析ツールでもついている非常に一般的な解析手法であり、このブラウザでの解析を可能にしているのが、ユーザーエージェント情報なのです。ユーザーエージェント情報とは、Webサーバへアクセスするときにクライアントプログラムが送ってくる情報のひとつで、そのWebサーバにアクセスしたのがどんなプログラムであるのか、といういわば「自己紹介」とも言うべきデータです。
ユーザーエージェント情報には、そのサーバにアクセスしたブラウザの名前やバージョン、どんなOSを利用しているのか、といったことが記されています。アクセス解析では、この情報を記録、解析することで、ブラウザ名やOSなどの統計を出しているのです。
なお、「ユーザーエージェント」とは「ユーザー」つまり人間が使う「エージェント」です。エージェントとは、「代理人」というような意味で、ユーザーに代わってWebにアクセスするという処理を実行してくれるプログラム、という意味です。「クライアントプログラム」とほぼ同じものを指す言葉ですが、異なる視点からつけられた名前だと言えるでしょう。