- 時期:2012年8月
- 国名:クロアチア
- 業種:Volvo
- 業種:自動車メーカー
不可能を可能にする、技術と勇気
本日紹介するのは、ボルボの新型トラックのPR用バイラル動画。
クロアチアの閉鎖された高速道路で猛スピードで並走するボルボのトラックの間に張られたロープの上を、slackline(綱渡りの一種)世界チャンピオンのFaith Dickey氏が、迫りくるトンネルに入るまでに渡りきる、という企画。
動画の内容をキャプチャで紹介していきましょう。まず、今回の度肝を抜く企画に挑戦するのはこの女性です。
こちらはトラックの間に張られたロープの上を渡る練習中の風景。トラックが走行しておらず、止まった状態でも素人目には難しそうに思えますよね。
現場には万一の場合に備えて医師も待機していますが、インタビューに答える彼女の口からは「It’s Crazy…」という言葉が思わず漏れてしまいます。
命綱を装着して、2台のトラックが走行を開始します。
トラックが猛スピードで走行する中、第1歩を踏み出す彼女。
ところが、いきなりバランスを崩してしまいます……。 この瞬間、やはりこの企画には無理があったのでは……と関係者の誰もが思ったのではないでしょうか。
そんなアクシデントにもめげず、すぐさま立ち上がる彼女。 何とかチャレンジを再開します。
両手で必死にバランスをとりながら一歩一歩着実に前進していきます。
空撮の模様はこんな感じ。信じられないことをやっているのがわかるかと思います。
この時の2台のトラックの走行スピードはというと……↓↓↓
驚くベきことに、この企画には制限時間があります。前方に見えるトンネルに入る前に渡りきらないと、道路と道路の間にあるトンネルの塀でロープ自体が切れて大変なことが起こってしまいます。
バランスを取りながらも急ぐ彼女。運転手たちも無線でハッパをかけます。
そして、トンネルに入る直前に大ジャンプ!!
間一髪無事渡りきったその直後、彼女が直前まで渡っていたロープがぷっつりと切れてしまいます。
トンネルを抜け、両手を高々と掲げてガッツボーズをする彼女。達成感がハンパないことが如実に伝わってくるカット。
映像を見ているだけでハラハラドキドキ! 迫りくるトンネルに到達する前に“早く渡りきらなきゃ”という尋常ならざる緊張感に、思わず目が釘付けになってしまいました。
このバイラル動画で「何を訴えたいの?」と思われるかもしれませんので動画の意図を紹介します。
このスタントは新型ボルボ・トラックの操縦性能の高さを証明することをコンセプトに敢行されたそうです (映像の最後にもそのメッセージが表示されます)。ボルボの操縦性能や2名の運転手のドライビングテクニックも素晴らしいですが、Faith Dickeyさんの勇気と能力に驚愕しました。
この動画に対して海外ネットユーザーからは、「OMG this is crazy!」、「Absolutly fantastic」、「Good…」、「this is ridiculous!!!! so epic!」、「brilliant ….」、「AWESOME! 」といった声が届いています。
3分20秒とかなり長い動画なので、スタント本番の所だけ見たい方は1分40秒くらいから再生ください。
動画はコチラ
参考サイト
先週の紹介キャンペーン
記事転載元:ブログタイムズBLOG