女性についての勘違いに思いっきり「NO!」
以前に個人ブログで紹介した「女性を無視したマーケティングがどれだけ痛いかがわかるデータたち」は、消費の鍵を握るのは女性だということを示すデータだった。テレビでカミソリやお酒のCMなんかを見ていても、その内容は男性に対して訴えるものがほとんどだけれど、そんな男性の日用品すら、その購入判断の50%以上が女性によって行われるとか。
最近でいえばPinterestは、女性にリーチしたい企業やブランドにとって欠かせない場所になってる。もっと近々では、友達に最大10秒間だけ写真を共有できるアプリ「SnapChat」が若い世代、特に女の子に対するマーケティングの場所として注目され始めていたり。女性が集まる場所にはマーケターが集まって、そこに消費が生まれる。にも関わらず、色んなサービスやキャンペーンが、女性に関する思い込みに基づいて設計されてる気がする。女性ならピンク使っておけばいいんじゃない?はその典型。
今回はそんなありがちな、女性に関する思い込みにNO!と突っ込みを入れたいと思います。極力、それをバックアップする調査(米国が中心)などのデータを一緒に紹介してみまする。もちろんいえいえ、わたしはその思い込み通りですという女性も沢山いるだろうけれど、こういう先入観だけで動いてほしくないなという思いを込めて。ではさっそく。
女性はピンクがたまらなく好き
女性といえばピンク、これは女性に対する思い込みの代表例。日本でリリースされてる女性向けiPhoneアプリのアイコンを色で分けたとしたら、たぶんピンクが一番多い。
以前に開催した「iPhone MEET UP」で、グループワークとしてそれぞれに最強ホーム画面をつくってもらったの。あるグループが「ピンクなホーム画面」をつくってくれたのだけれど、短い制限時間内にあっという間にピンクのアイコンを収集してた。
でも、とある調査の結果、男女ともに一番好きな色は「青」だったそう。青に次いで女性が2番目に好きな色は「紫」。また、女性と家電製品に関するCEAが実施した調査では、家電選びで大切なのは女性も男性と同様に価格、保証、製品機能だった。色の重要性は最下位。何でもピンクならいいってもんじゃないのね。