リコーおよびリコージャパンと、JR西日本コミュニケーションズの3社は、JR西日本京阪神エリアの電車内の中づり広告と、AR(拡張現実)サービス「RICOH Clickable Paper」のスマートフォンアプリを連動させた情報提供サービスの実証実験を開始した。
リコーが提供する「RICOH Clickable Paper」は、ポスターや書籍等の紙媒体にスマホをかざすことで、関連する複数のデジタルコンテンツやサービスに誘導できるARサービス。QRコードや特定のマーカーが不要であるため、紙面デザインを損なわずに情報を提供できる。また、紙面から誘導したコンテンツやサービスへのアクセスログを取得し、マーケティングデータとして活用することも可能だ。
今回の実証実験では、広告のデジタル化が加速する中で、電車内の紙面広告とデジタル広告をシームレスにつなぎ、付加価値を向上させることを目的としている。たとえば紙の中づり広告から情報量が豊富な商品サイトや動画に誘導することによって、商品への理解や購入意欲の促進を狙う。また、クイズやスタンプラリーなどのデジタルコンテンツやサービスと連携することで、電車に乗ること自体を楽しくすることを目指す。
第一弾として6月17日から6月30日にかけて、JR西日本京阪神エリアの電車内にデジタルコンテンツと連動した360°カメラ「RICOH THETA」の中づり広告を掲載している。
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