高広 伯彦さん:『エッセンシャル マーケティング』

推薦文
昨今のマーケティング理論の発展と周辺領域からの新しい概念を交え、従来の「マーケティングの教科書」から再構築・アップデートされた「マーケティングの教科書」。
本書では、確立された古典的なマーケティングの基礎理論に加え、現代ビジネスの潮流を的確に捉えた、マーケティングの全体構造がわかるようになっている。また、「教科書」ではあるものの、実践的なフレームワークも含まれており、実務家の日々の業務に役立つヒントも多い。
適切に構成された書籍で裏付けのある概念や理論を学ぶことは、変化の激しい市場において成果を出し続けるための羅針盤として必要だと思われるので、推薦させていただきます。
高広 伯彦さん
同志社大学大学院ビジネス研究科
教授
MBA教員。1970年大阪府生まれ。関西学院大学卒、同志社大学大学院で社会学修士、京都大学大学院で博士(経営科学)を取得。博報堂、電通、Googleでマーケティングやデジタル事業開発に従事後、独立。スケダチ代表などを務め、企業のマーケティング戦略や事業開発を支援。現在は同志社大学大学院ビジネス研究科教授、社会構想大学院大学特任教授として、デジタルやBtoBマーケティングを専門に教え後進を育成している。マーケティング&事業開発支援も継続中。
川上 エリカさん:『最高を超える』

推薦文
マーケティングど真ん中の話ではありませんが、組織に火をつけたいときにこそ読んでほしい一冊です。
Snowflakeをはじめ、複数のテック企業を急成長に導いた著者Frank Slootmanが語るのは、「高い基準」「スピード」「説明責任」を軸にした変革の原則。マーケティング組織や営業組織が停滞している、既存の枠組みの中から抜け出せていない、そのような現場に強烈な刺激を与えてくれます。
組織変革の必要性を感じているマーケターやリーダーに響く内容です。
川上 エリカさん
エンハンプ株式会社 代表取締役/
ゼロワングロース株式会社 取締役 CRO
外資系IT企業でエンタープライズセールス、セールスイネーブルメント、営業・インサイドセールス・マーケティング責任者を経験。現在はエンハンプ代表取締役、ゼロワングロース取締役CROとしてデジタル人材の育成やGTM戦略策定、レベニューオペレーションモデルの設計構築を支援。著書に『レベニューオペレーション(RevOps)の教科書 部門間のデータ連携を図り収益を最大化する米国発の新常識』(MarkeZine BOOKS)がある。
中山 順司さん:『生成AIと脳~この二つのコラボで人生が変わる~』

推薦文
神経生理学が専門の東大教授による一冊。生成AIの基本から活用法、さらに人間の脳とAIが協働して未来をどう築くかという考察にまで踏み込んでおり、単なる技術解説にとどまらない深みがあります。
文系マーケターでもスラスラ読める構成で、読み終えるころには「マーケターが生成AIを使わないなんてありえない」と思わされるはず。「手っ取り早く使い方を学ぶ実用書」ではなく、「これからの働き方を根本から見直すための思考を促す一冊」と言えます。
中山 順司さん
スキナヒト製作所
代表
SEO・ソーシャル・動画の3領域でのコンテンツ企画と制作が得意な生粋のコンテンツクリエイター。ソフトバンク、楽天トラベル、Six Apart、freee、ファベルカンパニーを経て2024年に独立。コンテンツマーケティングを専業とし、オウンドメディアとYouTubeの設計 / 企画 / 執筆 / 編集 / 分析 / 改善 / SEO を幅広く行う。
実務者が選ぶマーケティング本大賞の公式サイトでは、他にも参考となる本を紹介中です。よろしければWeb投票にもご参加ください。
開催概要
- 名称:実務者が選ぶマーケティング本大賞2025
- 投票期間:2025年6月24日(火)~2025年7月24日(木)
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対象書籍:マーケティング関連のビジネス書全般。出版社や刊行年は問わず、この1年を振り返っておすすめしたい書籍
※開催趣旨上、情報商材などの個人のビジネスでの活用を想定される書籍と判断されるものは、選考から除外 - 選考方法:マーケターの方によるWebでの投票。特に投票の多かった1冊を大賞として発表、またそれに次いで得票が多い数冊を準大賞として発表
- 主催 :株式会社翔泳社
- 特別協力:マーケティング関連のWebメディアおよび業界団体、全国書店、電子書籍ストアなど