楽天リサーチは、3月に全国の20~69歳の男女計1000人を対象に、電子マネーに関する調査を行った。主に利用している電子マネーについてたずねたところ、「Edy」「Suica」「WAON」「nanaco」「PASMO」の5つが上位を占めた。昨年7月の調査結果と比較すると、「WAON」が3.5ポイント増加した一方、「Suica」が5.1ポイント、「nanaco」が3.9ポイント減少。1位2位の差はさらに広がるかたちとなった。
月の支払額でもっとも多いのは「1000円未満」(21.3%)で、「6000円未満」が全体の約7割。また、月の支払額の平均値は、景気後退の影響か昨年より387円マイナスの7356円となっている。
いずれの電子マネーサービスも満足度は7割以上の高水準にあり、使える店の多さでは「nanaco」、ポイントプログラムの内容では「Suica」がもっとも満足度が高い結果となった。
電子マネーで支払い可能になるとよい店やサービスの上位は「スーパー」「ファーストフード店」「コンビニエンスストア」「自動販売機」となり、今後は利用時の特典(ポイントやマイル)の充実を望む声が多くあがっている。
【関連記事】
・日本インターネットポイント協議会がガイドライン更新、ポイントと電子マネーとの違いを明確化
・ヤフオク、電子マネー口座による決済を導入
・DACとビットワレット、Edyを中心としたマーケティング事業の検討に向けてLLPを設立
・SuicaとYahoo! 、ポイントの相互交換が可能に