無駄な出費をなくし個人を応援する
「金は賢く使え!我々の使命は無駄な出費をなくし、個人を応援することだ!(意訳)」
個人の支出に関わる問題…、特に「出費・節約」に関してのサポートサービスを提供している「CreditLearningCenter.com」のミッションは実に潔い。
そのミッション通り、CreditLearningCenter.comはさまざまな分野の専門家を揃えて、家や車を買う際のアドバイスや借り入れのアドバイス(それ以外にも、保険、投資、クレジットカード...etcと幅広い内容)をレポーティングし、ウェブコンテンツとして提供している。
また、コンテンツ以外にも消費者(ユーザー)が特定の問題ごとに質問をポストできるようになっており、それに対して専門家が回答する仕組みを設けている。ユーザーが投げかけた質問は即時公開され、専門家による回答も公開&データベース化されるようになっているため、同じ問題を抱えたユーザにとっては非常にありがたいシステムだ。このようにして構築された集合知は消費者の家計を救うことは間違いない。
OKWave+All Aboutなサービス
さて、このサービス…仕組み的には、日本のOKWave(『教えて!goo』はOKWaveからOEM提供を受けて構築されたサービスだ)とAll About(オールアバウト)が融合した形に近いが、特定の分野に絞っている点が違う部分だ。
All Aboutも売上低調(参考:最新IRリリース)のようだし、現状のようなガイド一人でのサービス方式をやめて、CreditLearningCenter.comのような発想を取り入れたらどうだろうか?
具体的には、現状のコンテンツは維持しつつ、コンテンツに関して興味または疑問をもったユーザが質問をできるようにし、その質問に対して複数のガイドが手を挙げることができるという仕組みだ。
手を挙げたガイドは、過去の実績とともに、ユーザへのアドバイスに対していくらの報酬で回答をするのか…ということをユーザに提示できるようにし、ユーザは手を挙げた複数のガイドから最適な一人を選んでアドバイスをしてもらうという流れだ。
最終的に、ユーザがその回答によって得るものがあったら(例えば、住宅ローンの借り換えでいくら浮いたといったような事)、All About側にOKを出して、ガイドへの報酬分をなんらかの方法で決済(クレジットカードでの支払い等)させるといいのではないかと思う。ここでのAll About側のマネタイズは、ガイドに支払われる報酬の数%とガイドの月額登録料などとしておくと結構オイシイかもしれない。
基本的にはユーザ性善説を前提とした内容だが、このガイドオークション方式…意外にQAサービスが盛んな日本では当たるかもしれない。