SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

気になるサービスを5分で理解!ネット&モバイルビジネスウォッチ

リニューアル続出!ポータルサイトに何が起きたのか?その異変に迫る


Yahoo!を筆頭にlivedoor、niftyといったポータルサイトが続々とデザイン仕様を変更した。その背景には一体なにがあるのか?今回は、そのリニューアルの謎について迫ってみたい。【バックナンバーはこちらから 】

3カラムデザインは規定路線

 今年に入ってから、Yahoo!やlivedoorといった大手ポータルサイトがトップページの大幅なリニューアルを図った。Yahoo!と言えば、日本における検索サービス(+ポータルサービス)のトップシェアを誇るサイトであるだけに、ほとんどの方がこの異変に気づいたことかと思う。

 Yahoo!については、本リニューアル以前よりポータルトップページの変更を告知しており、βデザインが利用できるようになっていたのは記憶に新しい。本記事読者の中にも事前体験をした方は多いのではないだろうか。かくいう私もβ版を真っ先に試用した一人である。

 さて、Yahoo!のみならず他ポータルもYahoo!に倣うかのように、デザインを3カラム(列)仕様にしたわけだが、なぜ各社揃いも揃ってリニューアルをしたのだろうか?

ポータル各社コンテンツ配置比較一覧表

 
デザインカラム数
カラム別主要コンテンツ
中央メイン
Yahoo!
・サービスカテゴリ
ニュース系
・広告
・メール情報
livedoor
・旬なブロガー
・コンテンツカテゴリ
ニュース系
・広告
写真ニュース
nifty
・サービスカテゴリ
ニュース系
・メール情報
・広告
goo
・サービスカテゴリ
ニュース系
・広告
Infoseek
準備中
・サービスカテゴリ
ニュース系
MSN
・マーケット情報
・ビデオクリップス
ニュース系
・広告

 実はこの潮流は、米国が発端となっている。米国Yahooでは1年以上も前---2006年5月---からポータルのデザインが3カラム仕様に変更されており、日本もこの流れを引き継いだというわけである。つまり、規定路線だったというわけだ(比較表にある通り、Infoseekのみが2カラムデザインのままだが、現在3カラムデザインへのβ移行中であり、近日中にポータル各社は3カラム仕様に統一される模様)。

 しかしながら、単純に「米国の真似をした」というのが、この異変の本当の原因ではない。3カラム仕様になったのにはいくつかの理由があるのだ。

 まず第一に、従来の2カラムデザインでは、ある点で不具合が生じてきたと推測できる。どういうことかと言えば、ポータルに掲載するコンテンツを掲載しきるには、従来の2カラムデザインでは手狭になってきたということだ。

 Yahoo!を見た場合、以前は2カラムデザインの左カラムメイン部分に、コンテンツのカテゴリ項目があったわけだが、リニューアル後は左端のカラムにいくつかのカテゴリがまとめられ、それでも表示しきれない項目は【一覧】ボタンをクリックすることで全てのカテゴリ項目が展開される仕様に変更されている。展開された全カテゴリ内容を見てもわかる通り、かなりの量であることは一目瞭然だろう。つまり「ポータルに掲載する情報量を増やす」これが第一の理由なのである。

一覧ボタンをクリックすることで、全てのカテゴリ内容が展開される

 では、第二の理由というと、「ユーザーを惹き付ける要素」を全面に押し出す方針に切り替わったという点である。(次ページへ続く

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
ヘッドラインニュースは集客装置?

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
気になるサービスを5分で理解!ネット&モバイルビジネスウォッチ連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

池永 尚史(イケナガ ヒサシ)

 1979年生まれ。CGMブログ・メディアを展開するベンチャー企業、インターネットサービス系企業を経て独立。2010年3月より株式会社ノイズ代表取締役。 ■ 著書・ 稼ぐアフィリエイターはブログが違う!(技術評論社刊)・  ドロップシッピングスタートブック(技術評論社刊)■ 連...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2008/04/23 16:27 https://markezine.jp/article/detail/3340

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング