企業が売上拡大を目指すうえでCRM分析がこれまで以上に必要不可欠な活動になる一方で、人材市場ではデータサイエンティストの不足が予測されている。トランスコスモスは、こうしたニーズにこたえるため、株式会社トランスコスモス・アナリティクスを5月2日に設立。代表取締役社長は河野 洋一氏、取締役副社長は萩原 雅之氏が就任。8月から営業を開始する。
新会社では、顧客満足度をベースに購買行動/心理をモデル化し、独自の顧客資産価値指標を開発するほか、ダブルファネルをカバーする調査・分析サービスメニューの整備、CRM活動で収集されるビッグデータをハンドリングする技術の保有に注力する。
また、「KPO(Knowledge Process Outsourcing)」市場攻略の要となる、アナリスト集団の育成にも注力し、現在60人のアナリストを2016年度には100人に増加するとしている。
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