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オウンドメディアでやるべき一歩進んだ「おもてなし」とは
中長期的な視点での運営が成果につながる

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2012/07/05 08:00

 トリプルメディア戦略の要として注目を浴びるオウンドメディア。Web制作のプロフェッショナル・ロフトワークで、早くからオウンドメディア運営を手がける山口謙之介さんがそのノウハウを公開します。

新連載「今日からはじめる戦略的オウンドメディア運営」

 最近、「オウンドメディア」というキーワードが、Webマーケティング文脈の様々な方面から聞こえてくるようになりました。本連載では、オウンドメディアの定義から自社戦略への取り入れ方まで、「オウンドメディア構築・運営を支援する制作パートナー」「オウンドメディアを中心としてマーケティング展開を計る企業」両方の立場から考えていきます。

1分でわかるオウンドメディア

 オウンドメディアとは、端的に言うと「自社メディア」のことで、「自社に関わる情報やその価値を自ら発信している媒体」を指します。コーポレートサイトもサービスサイトも、オウンドメディアに該当します。オウンドメディアはこれまでも当たり前に存在していましたが、日本でも2010年頃から、ペイドメディア、アーンドメディアを合わせた「トリプルメディア」のひとつとして、その重要性が語られるようになりました。

 オウンドメディアを理解する上で大切なのが、補完関係にある2つのメディア「ペイドメディア」「アーンドメディア」の存在です。

トリプルメディアを構成する3つのメディア
  • オウンドメディア……自社メディア
  • ペイドメディア………広告費を支払って確保するメディア
  • アーンドメディア……SNSやレビューサイトなどユーザの声を聴くメディア

 これらのメディアはそれぞれ単体でもメディアとしても機能しますが、オウンドメディアを含めた3つを組み合わせることで自社の価値を最大化させることができます。このことを、トリプルメディア戦略と言います。

 オウンドメディアは、トリプルメディアの中心に位置する重要なメディアとして捉えられています。

オウンドメディアが担う役割は、3つの「おもてなし」

 ペイドメディアやアーンドメディアの役割は、オウンドメディアの外側で自社の製品やサービスに触れるための機会創出です。これに対しオウンドメディアの役割は、創出された機会によってサイトに訪れるユーザの「おもてなし」をすることです。ほとんどのオウンドメディアは、雰囲気を伝えるサイトデザイン、会社概要や製品・サービス紹介などの各種情報提供によって、基本的なおもてなしは既にできています。

 ここからさらに一歩進んだ「おもてなし」体験を提供するためには、「新たな発見の提供」「 ユーザとの対話」「企業の内側の見える化」の3つを実践することが重要です。

 例えば、製品やサービスを企業視点で展開するだけではなく、その製品・サービスに込めた想いやできあがる過程、作っている人などにフォーカスを当てコンテンツ化することで、どこにもない、その企業独自の価値を紹介できます。

 また、オウンドメディアに訪れてくれる人との継続的な対話という視点から、メールマガジンやアンケートを実施することで、自社の周囲にいる人達がどのような問いかけに興味を持ち、反応してくれるのかがわかります。それらのデータを新たなWebコンテンツや製品開発に活かすこともできます。

オウンドメディアでユーザの心を掴む一歩進んだおもてなし
  • 新たな発見の提供
  • ユーザとの対話
  • 企業の内側の見える化

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著者プロフィール

  • 山口 謙之介(ヤマグチ ケンノスケ)

    株式会社ロフトワーク オウンドメディア推進チーム loftwork.jp Webマスター大学卒業後、教材の営業を担当。2004年12月ロフトワークに入社し、クリエイティブ・ディレクターとしてCMSを用いたサイトの構築から、新技術を用いたWeb関連アプリケーションの開発のディレクションなど幅広いプロジ...

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連載:今日からはじめる戦略的オウンドメディア運営

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