バスキュールとプログレステクノロジーズは、「コミュニケーションとテクノロジーの視座から既存のヒト・モノ・コトを拡張し、未来にタッチする」ことを目的に、企業の垣根を超えたプロダクトチーム「touch.plus」を発足。取り組みの第一弾として、iPad Proの上でタッチスクリーンと連動して動くロボット「タブレットボット・TABO(ターボ)」を開発した。
これは、タブレット端末のタッチスクリーンに着目。スクリーンの中だけに関心が向いてしまっている子どもたちのまなざしを現実世界に引き戻す狙いから生まれたロボット。
2個のステッピングモーターによりiPad Proの広いスクリーン上を自在に走ることができる。また、底部に3点のタッチ機構を備え、自らの位置情報を常にタブレットにフィードバックする。この仕組みにより、スクリーンの中と、その上に物理的に乗っているTABOの動きを完全に同期したコンテンツ開発が可能。
これにより、エンターテイメントや教育の分野で、仮想と現実をつなげた新しい体験の提供ができる。例えば、今までゲームはスクリーンの中で完結していたが、TABOならばリアルな遊び相手としてプレイヤーと一緒になって遊んでくれる。また、企業プロモーション等での活用にも期待でき、既にホンダが『ホンダオートテラス presents 中古車グランプリ』に採用している。
今後、エンジニアを対象としたハッカソンや、子ども向けコンテンツを用意してワークショップを行う予定。さらに、クラウドファンディングによる販売も予定されている。また、2月26日(金)に開催されるイベント「SENSORS IGNITION 2016」のエキシビション会場で、実機とでもコンテンツを体験できる。
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