ヤフーは、広告取引プラットフォーム「Yahoo!アドエクスチェンジ」がヘッダービディングを活用した広告配信に対応したことを発表した。
ヘッダービディングとは、媒体に広告が配信される前に広告の入札競争を行う仕組みのことで、媒体企業は公平な入札競争を経て掲載する広告を決めることができるため、収益の改善が見込める。一方で、同システムの実装や運用には専門知識を要するという課題があった。
そこで同社は、運用に必要なコードをまとめて実装・管理する「ラッパーソリューション」の提供事業者の中でも、高い専門性と豊富な導入実績を持つ企業と提携(※下記参照)。ヘッダービディング実現を支援するソリューションの数は今後拡大させていく方針だ。
今回の取り組みにより、媒体企業の収益最大化が図れるだけでなく、広告主は同社提供の広告サービスやYahoo!アドエクスチェンジに接続する他社広告サービスの利用において、広告配信機会の向上が期待できる。
【Yahoo! JAPAN提携ラッパーソリューション提供事業者(※2018年6月時点 五十音順)】
・Index Exchange
・サイバー・コミュニケーションズ
・PubMatic
・フォーエム
・プラットフォーム・ワン
・Rubicon Project
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