博報堂DYメディアパートナーズのメディア環境研究所、博報堂の買物研究所、そしてDACの広告技術研究室は、「メディア環境」「買い物」「技術」の3視点で共同研究を進めている。今回、研究の一環として、スマートフォンユーザーを対象にした「スマートフォンユーザー情報行動調査2018」を実施した。
新たな情報行動 「検索」から「情報引き寄せ」へ
今回の調査では、15~69歳のスマートフォン保有者3,300人に対し、日頃のメディア接触や情報収集行動や買い物行動について聴取。スマホネイティブとされる10~20代の行動変化について、他年代との比較をもとに分析した。
結果、15~29歳の若年層において、81.3%が「いいね」やスクリーンショットなどの機能を積極的に利用していることがわかった。これには、自分の興味のある情報を手元に残したいという行動心理が働いていると考えられる。
また、そういった「情報を引き寄せる」行動個数が多ければ多いほど、視聴番組やコンテンツの判断、買い物の商品選びなどの意思決定が速くなる傾向が見られた。
女性が男性よりも「情報引き寄せ」を行う傾向があることが明らかに
他にも、「情報引き寄せ」を実施している人の男女比率では、男性が74%、女性が88.6%という結果になった。「スマホネイティブ世代」にあたる女性のおよそ9割が「情報引き寄せ」を日常的に行っているということが、今回の調査で明らかになった。
【調査概要】
調査地域 : 首都圏(1都3県)、阪神圏(2府2県)
調査時期 : 2018年3月9日~19日
調査方法 : インターネット調査
調査対象者 : 15歳~69歳の男女かつスマートフォン所有者
サンプル数 : 3,412人 (15~19歳男女 312人,20~60代 各性年代 310人)
調査機関 : 株式会社マクロミル
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