CHEQ AI Technologies(以下、CHEQ)は、ボルチモア大学ビジネススクールに依頼し、最新の経済分析、独自のCHEQデータ、およびインタビューを基に、新興インフルエンサー市場での不正の規模に関するレポートをまとめた。
この調査により、インフルエンサー・マーケティングにおける偽フォロワーが、直接的に世界経済に与える被害額は、控えめに見積もっても13億ドルに達することが判明した。同時に、ブランドへの信頼度低下や反感による間接的な諸経費が、長期的な経済損失をもたらす可能性も示唆している。
なお、インフルエンサーのフォロワーの少なくとも15%が偽物であるという調査結果も出た。広告キャンペーンへの詐欺被害額は2020年までに15億ドルに達すると予想されている。
これらの詐欺には、利用が広がっている自動化ソフトウェアを使用して、ユーザーを自動的にフォローおよびフォロー解除し、フォロワーを増加させる行為や、インフルエンサー同士でシェアやエンゲージメント向上のために協力し合ういわゆる「ポッド」、または、ブランドに他の企業から支持を得ていると信じ込ませ、自身の価値を高めようとするインフルエンサーの行為も含まれる。
【関連記事】
・fluctのSSP、Phybbitのアドフラウド対策ツール「SpiderAF」を導入
・アドフラウドは2025年までに約5兆4,188億円に増加/Phybbitが最新調査レポートを公開
・ヤフー、広告品質におけるスタンダードを策定 アドフラウドやブランドセーフティに対する指針示す
・Glossom、グリー複数メディアを活用したマーケティング施策を提供 インフルエンサーのアサインも
・BitStar、インフルエンサープラットフォームを活用し投稿数を保証した新プラン「POSTY」を開始