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成功事例から生まれた、データで売上を上げる新フレームワーク『Growth method』とは?

データマーケティングに潜む2つの落とし穴

 ここまで6つのフレームワークを紹介してきたが「それらすべてを実践したからといって、効果が出るとは限らない」と三浦氏は語る。というのも、データマーケティングを実践する際に、落とし穴にハマってしまう企業が少なくないからだ。

 データマーケティングの落とし穴にハマってしまう理由として、大きく2つのことが挙げられる。

 1つは、データがバラバラになっているから。細かい分析をするためには、様々なデータが必要となる。それらを紐付けして掛け合わせて分析しようとしたときに、データがバラバラのツールで管理されていると、膨大な時間がかかってしまう。その結果、様々な切り口で分析を行うことも難しくなる。しかし、こうした課題は、CDPやDMPといったデータの統合基盤を活用することによって、解決できる。

 2つ目は、データ運用に大幅な工数がかかってしまっているから。様々なデータを取込、統合し、MAやBIなどの活用ツールで使えるようにするという工程がこのデータ運用だ。実はCDPを導入しただけでうまくいくわけではない。なぜかというと、取込と統合にものすごく時間がかかるのだ。「b→dash」を導入する前のクライアントにヒアリングをしたところ、平均で1回あたり300時間ほどにもなった。

 その後の変換の工程も大変だ。統合されたデータを活用ツールで利用できる形「データマート」に変換するのだが、これも1回あたり80時間ほどかかる。

 つまり、新しい切り口で分析を行うたびに、380時間も要してしまうことになる。

 また、これらの運用工程を行うためには、SQLというプログラミング言語を理解したエンジニアの確保も必要だ。社内でそれだけのリソースを割けるほどエンジニアを確保する、もしくは外注することが可能なのは、一部の大企業だけになってしまうだろう。

データ統合と運用にかかる工数・コストという課題を解決し、マーケター自身で運用可能な「b→dash」

 フロムスクラッチが提供するデータマーケティングプラットフォーム「b→dash」は、データの”統合”と”運用”の課題を解決する機能を搭載しているため、多くの企業に導入され、問い合わせも相次いでいるという。具体的にはどのようなものなのだろうか。

 まずデータ統合の問題については、CDP機能が備わっている。データ運用の問題については、SQLの知識やプログラミング不要で運用できる「データパレット」という機能を開発。同機能は、社内のデータサイエンティストが25万時間以上の解析作業で蓄積した、110業種・13万テーブル分のデータ処理ナレッジをGUI上に昇華させた技術だ。

 アニメーションやガイドが表示され、ボタンをポチポチと選択していくことでマーケター自身での運用を可能にする。そのため、エンジニアの登用コストや外注コストを大幅に抑えることができる。

 また、上述の通り、データ統合と運用に約380時間かかっていたような運用工程も短縮され、3時間ほどでできるので、工数も大幅に軽減される。

 「工数が減るということは、マーケターの時間の使い方も変わってきます。浮いた時間で、仮説の検証や企画・施策の検討に集中できるようになり、本来マーケターがすべき重要な仕事、つまりグロースハックのための業務に時間を割くことができます」(三浦氏)

 また、「b→dash」は様々な機能をオールインワンで搭載している。

 事業の成長にデータは欠かせなくなっている一方、データマーケティングの落とし穴にハマって疲弊しているマーケターもいることだろう。そういった企業は、一度自社のデータマーケティングのプロセスや導入しているツールの見直しを、同記事を読みながら行ってみてはいかがだろうか。

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この記事の著者

平田 順子(ヒラタ ジュンコ)

フリーランスのライター・編集者。大学生時代より雑誌連載をスタートし、音楽誌やカルチャー誌などで執筆。2000年に書籍『ナゴムの話』(太田出版刊)を上梓。音楽誌『FLOOR net』編集部勤務ののちWeb制作を学び、2005年よりWebデザイン・マーケティング誌『Web Designing』の編集を行...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2020/06/01 11:00 https://markezine.jp/article/detail/33135

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