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若者は「繋がり」、子育て世代は「生活の質」重視 トレンダーズ、コロナ禍のSNSインサイトの変化を調査

 トレンダーズは、TwitterおよびInstagramのトレンドに関して、同社が開発した分析ツール「SNSトレンドファインダー」を用いて分析。新型コロナウイルスの流行により、生活者のインサイトにどのように変化したか調査し、その結果を発表した。

3月から「#おうち時間」が浸透、企業プロモーションは5月から

 新型コロナウイルス感染拡大に加え、長梅雨、長梅雨、猛暑などの影響を受け「#おうち時間」のSNS投稿は前年に比べて急増し、いまやニューノーマル(新常態)をあらわす定番ハッシュタグとなった。

 そこでTwitter、Instagramで「#おうち時間」と一緒に投稿された特徴的なハッシュタグを抽出。月別、年代別で分析した。

 3月の各自治体から外出自粛が要請された下旬頃から急激に「#おうち時間」に関する投稿が増加した。また、5月を境に「#おうち時間」をつけた企業プロモーションが急増。以降、6~8月のトレンドハッシュタグ上位にはプロモーション関連のものが多く並んだ。

 8月に入ると「#夏祭り」「#サマフェス」といった季節ならではの投稿が増加。オンラインでのイベント開催事例も増え、ニューノーマルな消費行動は徐々に定着フェーズに入ってきたと同調査は明らかにした。

10代は「趣味友募集」、40代は「自宅でおいしいもの」

 10代は「#漫画好きな人と繋がりたい」「#古着好きな人と繋がりたい」といった、いわゆる趣味友募集系のハッシュタグが上位を占める結果になった。20代は「#マシュマロを投げ合おう」をはじめとする匿名質問サービス関連がトレンド入り。加えて「#配信ライブ」の投稿も他世代よりも目立ち、Twitter上での会話やコミュニケーションを楽しんでいたようだ。

 30代は食品や生活雑貨など、主にファミリー向けのキャンペーン系ハッシュタグが上位を占めた。また、「#ダイエット」「#美容」「#オンラインレッスン」といった自分磨き系のハッシュタグと、「#お菓子作り」「#子育て」「#Switch難民」といった家族との生活を想起させるハッシュタグが見られた。

 40代は30代と同じく、企業プロモーション関連の投稿が多くなる結果に。その他では「#おうちごはん」や「#twitter家庭料理部」といったものが目立ち、自宅で美味しいものが食べたいというグルメ志向が高い傾向にあった。

 こうしてハッシュタグの投稿状況を世代別で見ると、10~20代の若年層は「繋がり」を重視し、30~40代は「生活の質」を重視するという傾向が出ていたという結果となった。

Instagramは日常感のあるシーズンイベントを重視

 3月時点では外出自粛に関連したワードがほとんど検出されなかった。4月になると、Twitterと同じく、「#コロナに負けるな」「#おうちで過ごそう」といったステイホームでのコミュニケーション投稿が増加した。しかし、「#こどもの日」「#母の日」「#お盆休み」などの日常感のあるシーズンイベントを楽しもうとする様子がうかがえた。

 7月になるとテレワークやオンライン授業の普及も進み、自宅空間をより充実させたいという需要が生まれるように。「#インテリア」「#リノベーション」がトレンド入りしていた。

10代は「#jkブランド」など同世代とつながりたい欲求が高まる

 10代は「#jkブランド」といった同世代での情報交換に加え、「#いいね返し」「#l4l」(「like for like」の略。「いいね返ししますよ」という意味)のようなハッシュタグが上位を占め、「同世代とコミュニケーションを取りたい」という欲求がうかがえた。20代は“繋がりたい”という意欲は感じつつも、「#お洒落さんと繋がりたい」「#東京カメラ部」など、年齢ではなく、センスや趣味嗜好で繋がりたい意向が強くあった。

 30代は「#料理好きな人と繋がりたい」に加え、「#こどものいる暮らし」「#ママコーデ」がトレンド入り。結婚や出産などライフステージの変化がSNSの使い方にも影響していることがわかる。40代はプロモーション関連のものを除くと、「#テイクアウト」の他、「#パンスタグラム」「#パンのある暮らし」といったパン関連のハッシュタグが並んだ。Twitterと同じく、おうちグルメへの関心が非常に高いといえそうだと同調査では述べられていた。

Instagramでは「#おうち時間」で自分らしさを表現することトレンドに

 もともとハッシュタグ文化が強く根付いているInstagramでは、以前から様々な「#おうち〇〇」が投稿されていたが、ユーザーの中でその重要度はより高まっている。今年3~8月に確認できただけでも、「#おうち〇〇」のハッシュタグは5,000種類近くにのぼった。

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MarkeZine(マーケジン)
2020/09/29 09:45 https://markezine.jp/article/detail/34418

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