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フルファネルで効果を発揮するAmazon Adsとのマーケティング(AD)

Why Amazon Ads?「お客様起点」で設計するAmazon Adsとの広告体験

広告に高い関連性をもたらすファーストパーティインサイト活用

 サードパーティクッキーの利用が制限される昨今、いかにオーディエンスのインサイトを理解するかは広告主にとって大きな課題だ。Amazon Adsでは、広告主が持つファーストパーティのインサイトと、Amazon Adsの購買やストリーミングに関わるインサイトを掛け合わせたアプローチを可能にする方法がある。これらのインサイトを組み合わせてアプローチすることが、最終的に、オーディエンスが関連性の高い広告に出会うための鍵となるのだ。

 キーノートでは、化粧品コミュニティサイト「@cosme」を運営するアイスタイルとの取り組みが紹介された。@cosmeのサイト閲覧などのファーストパーティのインサイトと、Amazonの購買にかかわるインサイトを組み合わせて、美容やビューティー分野を筆頭に、様々な業種で親和性が高いオーディエンスにリーチするという活用ができるのだという。

アイスタイルとAmazon Adsのインサイトを掛け合わせる
アイスタイルとAmazon Adsのインサイトを掛け合わせる

 たとえば、Amazonで化粧品を購入した人の中には購入前に@cosmeで商品について調べたり、購入後に口コミを投稿したりしている人もいるだろう。もしくはAmazonで情報をチェックしてから、@cosmeの実店舗で購入している人もいるかもしれない。Amazonとアイスタイルそれぞれのインサイトを掛け合わせることで、オンライン・オフラインにかかわらず、潜在的な生活者に広告、アプローチが実現する。このようなオーディエンスに有意義で最適な広告を配信することで、広告パフォーマンスだけでなく、カスタマーエクスペリエンスの向上、そして、その先の売上への貢献を期待できる。

 「Amazon Adsはプロモーションも買い物体験も、オンライン・オフラインの垣根なく、より豊かなものにしていきたいと考えます」(石井氏)

価値観を共有するストーリーテリング

 「チャネル」のパートで、消費者の生活に根差した、ユニークで多様なAmazonのタッチポイントでオーディエンスとつながることができる話をしたが、ブランドは、認知を獲得したその先で、ブランドの理解度をさらに高めたり、興味をもったオーディエンスが知りたい情報をしっかり伝えたりすることが求められる。

 Amazonが重要視する「ストーリーテリング」とは、適切な場所やタイミングで関連性の高い情報を届けて、オーディエンスとの間で信頼関係を築くことを意図している。

 Amazon Adsの独自調査では「自分の価値観と一致するブランドから商品やサービスを購入する」人が世界で79%、日本で81%という結果が出ている(参照元:Amazon AdsとEnvironics Research「2022 Higher Impact」調査、カナダ、ドイツ、日本、英国、米国)。選ばれるためには、ブランドが生活者の目線にいかに合わせられるかが鍵になる。

「自分の価値観と一致するブランドから商品やサービスを購入する」人は世界で79%、日本で81%
Amazon Adsの独自調査による結果

 Amazon Adsは、ブランドがオーディエンスとつながり、ストーリーテリングのあるキャンペーンから購入へつなげる、「カスタム広告ソリューション」というサービスを提供する。Amazon AdsのクリエイティブチームであるBrand Innovation Lab(ブランドイノベーションラボ)と、営業やプランニングのチームがクリエイティブソリューションを広告主に提案、実装するものだ。Brand Innovation Labは、広告ソリューションとAmazon.co.jp内のランディングページ、Fire TV、ライブストリーミングサービス「Twitch」などのサービスを活用した、立体的なキャンペーンを提案している。

 たとえば、アイリスプラザは、パックご飯を日常的に食べる新しい食習慣を創ることを目指し、このカスタム広告ソリューションを活用して「1分飯キャンペーン」を展開した。

 「パックご飯」と聞くと非常食や保存食のイメージを持つ生活者に向け、新しい食習慣を創出し、それを広めていくために、手軽さや時短といった商品のメリットと美味しさを訴求するキャンペーンとしてカスタム広告ソリューションのうち、「カスタムランディングページ」を活用したものだ。

1分飯キャンペーンのカスタムランディングページ
1分飯キャンペーンのカスタムランディングページ

 料理レシピサービスのクックパッドともコラボして開発したパックご飯のレシピや、調理に使える同社ブランドの家電を紹介するほか、Alexaを使ってレシピを教えてくれるコンテンツなども展開した。

 単純なバナー広告のような点でのタッチポイントとしてだけではなく、バナーからさらにその先にあるブランドストーリーを通してオーディエンスに接触することで、オーディエンスにブランドのことをよく理解してもらうことができるだろう。

 さらに、特徴的な事例が、韓国の自動車メーカー・ヒョンデだ。同社は2022年5月、10年ぶりにヒョンデブランドとして日本で展開を開始。

 「Amazonでは自動車を売っていないのに、なぜAmazon Adsで広告を?」と思う人もいるだろう。Amazon Adsは、Amazonで販売している・いないにかかわらずブランドと生活者が接点を持つ機会を提供する。

 ヒョンデは、日本の生活者と接点を持ち、その接点を通じてよりブランドへの興味関心を高め、さらにブランドストーリーと商品を知ってもらう。それを実現するためのパートナーとしてAmazon Adsを使ってキャンペーンを実施した。

ヒョンデのカスタムランディングページ
ヒョンデのカスタムランディングページ

 Amazon内にヒョンデの世界観・魅力がしっかり伝わるカスタムランディングページを作成。ページ内ではブランドの考えや、商品ラインアップ等が紹介され、車体の360°閲覧や、カラーシミュレーションも用意されている。きちんとヒョンデを知った上で、自社サイトに移動する設計にした。さらに、Amazon DSPを利用して広告配信を組み合わせたキャンペーンを実施した結果、「カスタムランディングページの閲覧数は想定値の約6倍」「ヒョンデ自社サイトへの誘導は想定値の約3倍」を記録している。

 「ブランドが抱えている課題を解決するため、Amazonのオンラインストア内外問わず、クリエイティブソリューションを提案、実装していきます」と石井氏は力強く語る。

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AMCを活用した分析と最適化

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この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:アマゾンジャパン合同会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2023/08/23 11:49 https://markezine.jp/article/detail/42534

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