航空運賃の値下げのため、海外の航空会社では毛布の貸し出しやドリンクを有料化する航空会社が増えている。機械的に配られるドリンクやスナックを必要としない人、旅行費用を節約したいという人には、ありがたいサービスともいえる。そんな中、格安航空会社として知られるライアンエアーのCEO マイケル・オリアリー氏は、BBCのインタビューで、機内のトイレにコインの投入口を設置することも検討していると発言した。

確かに有料トイレというのは日本を含めた各国に存在するが、トイレを選べない機内での有料化は、ここまで来たかという感じは否めない。しかし、機内サービス有料化の動きは航空業界全体の流れでもある。
優良な航空会社を表彰する「World Airline Awords」は「ベスト・ローコスト・エアライン」という賞が設けられており、2008年は英国のeasyJetが、前年1位だったオーストラリアのJetstar Airwaysを制して1位を獲得。ベスト5には、Virgin Blue、Jetstar Airways、Air Berlin、Southwest Airlinesが選ばれている。この賞では、ローコストであっても利用者に基本的なサービスをきちんと提供することを前提条件としている。今回のライアンエアーのトイレ優良化がもし実施された場合、基本的なサービスの提供という観点からどのように評価されることになるだろうか?
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