アイシェアは、ウェブサイトから宿泊施設を予約するシステムの利便性について、ネットユーザーを対象に調査を実施。20代から40代の男女564名の回答を集計した。回答者のうち、宿泊予約システム(検索機能あり)が導入されたサイトを利用したことがある人は68.3%。女性は71.1%と男性より5ポイント高く、年代別では、20代が61.9%、30代が67.0%、40代が75.0%と上の年代ほど高い傾向が見られた。
実際に予約システムで希望の日付などの条件を指定して探す際、「使いづらい」と思うことがある人は75.3%。20代では69.6%なのに対して、40代では78.4%と年代が上がるほど増えている。
利用者が不満を感じている点として最も多かったのは「設定が必要な項目が多い」だが、「指定したい検索条件(項目)がない」「絞り込み検索がしづらい」「違うものが検索で引っかる」といった意見もあり、サイト運営側と利用者で、提供したい情報と知りたい情報に食い違いがあるようだ。
しかし、回答者全体の45.4%が、泊まる予定もなく宿泊施設をインターネットで検索して「泊まれたらいいな」と眺めたことがあると回答。こうした人たちを取り込むための新たな施策がネットでの予約率アップには必要となりそうだ。
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