サイバーエージェントとミクシィは、「Ameba(アメブロ)」をはじめとするブログサービスまたは「mixi」を週1回以上利用している全国の男女を対象に、「CGMと購買活動に関する調査」を実施。その結果を、12月25日に発表した。
調査は2006年10月25日~26日の間にマクロミルが実施。調査対象者は、「週に1回以上、自身のブログを更新、またはmixiへの書き込みを行っている男女」で、有効回答数は2,888人。
その調査結果によると、ブログやSNSに代表される「CGM(Consumer Generated Media)」、つまりユーザー参加型メディアでの書き込み・クチコミを参考にして、商品・サービス購入をした経験は調査対象全体の約3割、購入検討まで含めると5割以上にものぼることがわかった。
主な調査項目を見てみよう。「mixiや自分が作成しているブログを通じて、モノやサービスを誰かに勧めたことがあるか?」という質問に対しては、66.8%の人が「ある」と回答。性別・年代別で見ると、「ある」と答えた人の割合が最も高かったのは、20代の女性。最も低かったのは、40代以上の男性。
「mixiやブログで誰かが勧めているモノやサービスを購入したことがあるか?」という質問に対しては、27.4%の人が「ある」と答え、「購入を検討したことがある」と答えた人を含めると、54.1%と半数以上に達した。選別・年代別で見ると、「購入したことがある」と答えた人の割合が最も高かったのは、40代以上の女性。最も低かったのは、10代の男性だった。
「購入(または購入を検討)した際に参考にしたmixi、ブログのコンテンツ」としては、「マイミクシィの日記が81.9%と一番高く、「勧められていたものを購入(または購入を検討)したブログ」としては、「一般の人で知らない人のブログ」が67.3%と最も高く、続いて「友人・知人のブログ」の52.2%とだった(この2つの項目は複数回答可)。知らない人からの情報であっても、自分でよいと判断すれば購入にいたる人が多いようだ。
また、「定期的に見ているブログを見て、購入を検討したことなどがあるか」という質問については、「よくある」13.7%、「たまにある」57.0%を含めると、7割を超える人が、よく見るブログの情報に影響を受けていることがわかった。
プレスリリース:「ブログ、mixi利用者の約7割がクチコミ経験あり、5割以上がそのクチコミを参考に購買検討 「Ameba(アメブロ)」と「mixi」が、CGMが購買行動に及ぼす影響などを共同調査」