グーグルは15日公式ブログで、悪意のある広告、有害な広告を排除するために、対策を強化していることを明らかにした。これはグーグルがビジネスを展開しているすべての国で進められているもので、偽造品や違法な製品の広告、まぎらわしい表現の広告、詐欺的な在宅仕事のあっせん、不明瞭な請求行為などについての広告などが取り締まりの対象になる。
グーグルは自動化された監視システム、手作業での確認作業、ユーザーからの通報などを組み合わせる体制をとっている。監視システムは、マルウェアやウイルスを含む不正なダウンロードサイトの広告が表示される前に検知して削除するほか、ランディングページ、広告主のアカウントもスキャンすることができる。また、疑わしい広告にはフラグが立てられ、ポリシーの専門家が広告、サイト、アカウントをレビューすることになる。
グーグルが2011年に無効にした広告は1億3000万にのぼっており、偽造品を広告しようとした15万ものアカウントを閉鎖している。
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