アイレップは今回、スマートフォンからの検索はPC検索と比較してどのような傾向の違いがあるかを調査・分析した。Webサイト全体の流入数のうち、スマートフォンからの検索流入数の割合は、少ないサイトでは3~5%程度、多いところで7~8%程度。また、リード獲得型サイトのスマートフォン検索流入の割合は高めの傾向にある。
スマートフォンの検索キーワードでは、日本語入力機能に依存した傾向が見られ、同じサイトブランド指名キーワードであっても、アルファベット表記での検索は少なく、カタカナ表記での検索が多い傾向があった。全角スペースを使用した検索はほとんどなく、文字入力支援機能の仕様による影響と考えられる。また、2語以上の“掛け合せ検索”のバリエーション数はPCと同程度あるものの、検索流入数ではスマートフォンの方がやや高い傾向があった。
また、スマートフォンでは 「即時性」の高い検索キーワードによる流入の割合が高い。社名やサービス名などを指名するキーワードや、業種ごとに検索数の多いビッグキーワードは、PCよりもスマートフォンのほうが検索流入割合が高い傾向があり、目的が明確な検索シーンでブランドが想起される機会が多いことがうかがえる。
【調査概要】
調査対象:Web解析ツールのデータにて、サイト全体の検索流入と、スマートフォンにおける検索流入を比較調査を実施。スマートフォン検索流入は、各サイトで観測された端末、検索流入数上位30機種の流入キーワードを合算して集計し、タブレット端末は除外。検索流入数は、リスティング広告と自然検索の合算の流入数とする。
調査手法:ECサイトおよびリード獲得系サイトより、アイレップ基準により選定
調査期間:2011年1月~8月まで(8か月間)
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