楽天リサーチは、オンラインバンキングの利用状況について調査を行い、パソコンからの利用と携帯電話からの利用を比較し、ネットショッピングの利用頻度との関係について分析した調査レポートを発表した。今回の調査は、楽天リサーチ登録モニター1,000人を対象として、8月18日に実施された。
発表された資料によると、オンラインバンキングの利用経験については、パソコンからの利用経験者が69.6%、携帯電話から利用経験者が14.8%と、パソコンからの利用が圧倒的に多い。利用頻度は、パソコンからの利用者は「週1日または月2~3回」が48.9%、携帯からの利用者では「月1回またはそれ以下」と答えた人が48.6%と、それぞれ約半数を占めている。
ネットショッピングとオンラインバンキングの利用頻度の相関を見ると、パソコンからの利用では、ネットショッピングとオンラインバンキングの利用頻度のボリュームゾーンが合致している。一方、携帯電話からの利用では、ネットショッピングを「週1日または月2~3回」利用するミディアムユーザー層、および「月1回またはそれ以下」利用するライトユーザー層いずれも、バンキングの利用頻度が「月1回またはそれ以下」のライトユーザー層が最も多かった。
パソコンや携帯電話からネットバンキングを利用する上で重視する点については、「24時間いつでも利用できる」71.5%、「利用手数料が安い」59.9%が突出して高く、次いで「セキュリティ対応が充実している」37.3%、「インターネットショッピング等で利用しやすい」36.4%が続く。また、ネットバンキングで利用するサービスについては、パソコン・携帯電話いずれの利用者ともに、「残高・入出金明細などの預金口座の情報照会」(83.0%、80.6%)がトップ。次いで「振込・振替」(80.0%、60.4%)、「ネットショッピングなどの決済サービス」(49.1%、23.0%)となっている。
オンラインバンキングのメリットとしては、「24時間いつでも利用できる」81.5%、「家でゆっくり手続きができる」66.7%、「手数料が安い」51.7%という回答が多い。一方、デメリットとしては「個人情報の管理が不安」55.3%、「システム障害が不安」52.2%、「ID・パスワードの管理が面倒」41.0%が突出して多く挙がっている。
プレスリリース:「ネットショッピングとオンラインバンキングの利用頻度は比例」