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Fringe81、ボルツマンウェイト理論を使ったネット広告予算の最適配分サービスを開始

 現在行われている一般的なWebマーケティングの改善手法では、「検索連動型広告」「ディスプレイ広告」などの広告手法別にコスト効率を最適化しているが、広告手法を横断し、オンライン広告全体で最適化することへの模索も始まっている。

 Fringe81は、オンライン上でユーザーがとる行動が、原子や分子のように確率的に動いている粒子の状態と似通った点が多く、統計物理学の理論で記述可能であることに着目。自然現象をシミュレーションできるボルツマンウェイト理論(※)を導入することで、広告手法を横断して分析/グラフ化が可能な予算配分シミュレーション手法を確立した。

 開発は素粒子論で博士号を持つ同社社員、佐野正和氏が担当。本分析を元にした予算配分を実施したクライアント企業では、出稿額に対する改善が10%に達しているという。また、クライアント企業に対しては、アトリビューション分析を熟知したスタッフが支援を行い、スピーディに意思決定ができるようになっている。

(※) ボルツマンウェイト理論
熱的現象を統計的に記述する熱統計力学や微視的世界を説明する、量子力学などの物理理論。で多粒子系のエネルギー状態の統計的「振る舞い」を記述するのに用いられる。

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2013/08/01 11:45 https://markezine.jp/article/detail/18243

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